シミケア後に色が残るのはなぜ?
シミの再発と思われやすい「PIH」と「PIE」の違い
「シミケアを受けたのに、またシミが戻ってきた気がする。」
このように感じた経験はありませんか。
施術後に残る色の変化が、すべてシミの再発とは限りません。
皮膚では、炎症のあとに起こる反応として「PIH(炎症後色素沈着)」と「PIE(炎症後紅斑)」の2つが知られています。
PIHは、炎症をきっかけにメラニンが増え、茶色く色が残った状態です。
一方、PIEはメラニンではなく、炎症によって毛細血管が広がり、赤みが残っている状態をいいます。
どちらも施術後に見られることがありますが、皮膚の中で起きていることはまったく異なります。
そのため、同じ「色が残る」という状態でも、ケアの方法は同じではありません。
例えば、ハイドロキノンやコウジ酸は、メラニンの生成を抑える成分として知られています。そのため、PIHには有効性が期待できます。
しかし、赤みが主体のPIEでは、同じような変化は期待できません。
「早く薄くしたい」という気持ちから、美白化粧品を重ねて使ったり、刺激のあるスキンケアを続けたりすると、肌の回復を遅らせてしまうこともあります。
近年の皮膚科学では、シミはメラニンだけの問題ではなく、炎症や紫外線、可視光、摩擦などが複雑に関わっていることが分かってきました。
だからこそ、施術後はシミだけを見るのではなく、肌全体の回復を助けることが、その後の経過を左右します。
当サロンでは、施術を行うだけではなく、その日の肌の状態に合わせたホームケアまでご提案しています。
シミケアは、一度薄くすれば終わりではありません。
施術後の肌を丁寧に守り、不要な刺激を避けながら過ごすことが、将来の肌にも大きな違いを生みます。